10の教え(勝者と敗者の違い)-校長より

 校長 横 澤 広 美

 ようやく暖かい日が多くなってきました。2月の最終授業日には、半そでやハーフパンツ姿で登校する子どもたちを見かけ、季節の移り変わりを実感しました。

 早いもので、今年度の教育活動も残りひと月となりました。今年度はコロナ禍以降初めて、年間を通して 対面授業で教育活動を行うことができました。様々な学校行事も復活し、保護者の皆様のご理解とご協力により、順調に教育活動を行うことができています。年度途中で教員の入れ替わりやさくら組の再開など大きな変更もありましたが、楽しく子どもたちが学校生活を送っている姿を見るとホッとした気持ちになります。

 さて、下に記した詩は、私が校長になったとき、ある先輩校長からいただいたものです。当然日本文の方ですが。初めて読んだとき「勝者」「敗者」という言葉に違和感を覚えましたが、勝者を「自分が納得して物事に取り組んだ者」、敗者を「仕方なく物事に取り組んだ者または他の者からただやらされた者」としてとらえてみると、妙に詩の意味が 理解できたことを覚えています。それからは、私自身この10の教えは色々迷ったときや行き詰ったときは勿論ですが、物事が順調に進んでいるときにも読み返すことで、気持ちを新たにして前に進むことができました。

 皆様の何かの参考になればと思いご紹介させていただきます。

The Big Difference between Winner and Loser 勝者と敗者の違い

1. A Winner makes mistakes and says: I was wrong.

 But a Loser says: it wasn't my fault.

2. A Winner credits his good luck for winning even though it wasn't luck.

But a Loser credits his bad luck for losing, but it wasn't about luck.

3. A Winner works harder than a looser and has more time.

But a Loser is always too busy too busy saying a failure. 

4. A Winner goes through a problem and a loser goes around. 

5. A Winner shows his sorry by making up for it.

But a Loser says his sorry but he does the same thing next time.

6. A Winner knows what to fight for and what to compromise on.

But a Loser compromise on what he should not and fights for what isn't worth fighting for.

7. A Winner says I am good, but not as good as I ought to be.

But a Loser looks down at those who have not yet achieved the position he has.

8. A Winner respects those who are superior to him and to him and tries to learn from them.

But a Loser resents those who are superior to him and tries to find fault.

9. A Winner is responsible for more than his job.

But a Loser says, I only work here. 

10. A Winner says, "There ought to be a better way of doing it".

But a Loser says why change it, that's the way it has always been done.


1.勝者は間違ったときには「私が間違っていた」と言う。      

 敗者は「私のせいではない」と言う。

2.勝者は勝因は「運が良かった」と言う。例え運ではなかったとしても。

 敗者は敗因を「運が悪かった」と言う。でも、運が原因ではない。

3.勝者は敗者よりも勤勉に働く。しかも時間は敗者より多い。

 敗者はいつでも忙しい。文句を言うのに忙しい。

4.勝者は問題を真っ直ぐ通り抜ける。

 敗者は問題の周りをグルグル回る。

5.勝者は償いによって謝意を示す。

 敗者は謝罪をするが同じ間違いを繰り返す。

6.勝者は戦うべきところと妥協すべきところを心得ている。

 敗者は妥協すべきでないところで妥協し、戦う価値がない所で戦う。

7.勝者は「自分はまだまだです」と言う。

 敗者は自分より劣るものを見下す。

8.勝者は自分より勝るものに敬意を払い学び取ろうとする。

 敗者は自分より勝るものを不快に思い、アラ捜しをする。

9.勝者は職務に誇りを持っている。

 敗者は「雇われているだけです」と言う。

10.勝者は「もっと良い方法があるはずだ」と言う。

 敗者は「何故変える必要があるんだ?今までうまくいっていたじゃないか」と言う。

This poem witten by Yaniv Konchitchki (at Stanford University) in Oct. 2004

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